保育所等訪問支援って何?

福祉のこと

“保育所等訪問支援”という制度を聞いたことはありますか?
このページでは保育所等訪問支援制度やそのサービスを利用した感想についてご紹介したいと思います。

保育所等訪問支援とは?

 この制度は、障がいのある子どもやどこか気になる子ども(発達の遅れなどがある子)を対象に保育所や幼稚園、小学校などで集団生活を送るため、保育中などに専門知識を持った支援員が、子どもの様子を観察し、困りごとを分析して適切な支援を提供する制度です。


保育所等訪問支援制度を知ってから、実際に利用するまで

はじまり

 私の息子は4才で年少クラス、発達がとってもゆっくりな障がい児。
0歳より保育園へ登園し、健常児のこどもたちの中に混ざって、日々学んでいます。

 これまでも、「どのように接したら九ちゃんのためになりますか?」など、先生から聞かれる機会があり、私も、家で息子の身体発達のためにしていることなどを伝えてはいましたが、うまく伝えることができず、先生も色々試行錯誤しながらの保育をしてくれていました。

 2024年2月(3歳)のある日、知り合いの方より保育所等訪問支援のパンフレットを頂き「これだ!!」と思いました。
私は、受給者証に【保育所等訪問支援】と記載があるのは知っていたのですがどんな支援なのか調べたことはなかったのです。

一つ目 いつでもどこでも療育の機会を!
二つ目 保育園という健常児との集団生活の中で息子のサポートを!
三つ目 専門知識を持った人より先生方の困りごとをサポートを!

と考えるようになっていきました。

制度利用の申し込み

パンレットには言語聴覚士が新規で開設した事業所、4月にオープンするとなっていました。
息子は発語なし、知能的にも発達がおくれているので言語面のサポートは受けることができるのだろうか・・・と思いつつもすぐに連絡をとり確認すると、コニュミケーションの取り方のサポートも言葉がでるようになるためのサポートもできます!と教えてくれ、保育園にこの制度の説明をして保育中に支援員さんが訪問することが可能か確認し、すぐに申込をすることに。

2024年3月に申込書・現在の状況などを記載、説明事項など事業者さまと確認し、2024年4月から、“保育所等訪問支援”制度の利用を開始しました。

支援スタート

支援員さんと、保育園の協力の流れは、下記のような感じです。

支援員が息子の利用している保育園を訪問
       ↓
息子の発達の特性を理解し一緒に遊びながら座位姿勢や手の使い方のポイント、言葉の発達を促すポイントなどを、保育園の先生の前で実践し先生の困りごとをサポートしながら伝える
       ↓
支援員の訪問後は、保育園の先生が息子のより良い発達の促し方を取り入れ保育する
       ↓
支援員が入ったことにより、先生だけでなく、息子の保育園のお友達もどうしたら息子と遊べるのかがわかるようになり、息子と園児との架け橋にもなっている

支援員の訪問後、保育園側は、今までどのように関われば息子のためになるのか、わかりづらかった部分がこの支援サービスを利用することにより、自信をもって息子に対応でき、息子の成長過程を支援員と共有できるようになり、安心した。と伝えてくれました。

保育園としてはこれまでも、年に何度か市の児童発達サポートの人がきて、アドバイスをもらうことはしていますが、実際に子供たちとの関わりあいの中で実践する、ということはなかったようです。

保育園は、集団生活を学ぶ場でありますが、こどもひとりひとりの発達を促す場でもあります。
保育のプロたちと、福祉のプロが協力して発達を促すことができる環境を作ることが保育所等訪問支援というサポートなんだ。』ということをサービスを利用して、実感しました。

制度を利用したあとの実感

親の私としては、結果に大満足。
 保育園に支援員が月に何度か訪問を続け保育園側の困りごとを都度解決、息子とのかかわり方や息子のより良い発達の促し方等を実践し、保育園の先生方の協力のもと、保育中にも実践してもらいたい。
そして、このサービスは教育と福祉の架け橋となる素敵な制度だと私は思うのです。

医療機関での幼児リハビリは、親の付き添いを必要とする機関が多く、共働きの家庭では、付き添いの日程を捻出することに苦労しています。

この制度は、障がい児のケアをする人(保育園の先生・親など)が、専門知識をもった支援員が子供と一緒に遊びながらより良い発達を促し、障がい児の身体発達やその子にかかわるまわりをサポートすることが目的です。なお、この支援制度の対象者には、どこか気になる子どもも含まれます。

支援員さんからのお話

支援員さんによると、札幌市でこの制度は運用されているものの、保育等の現場にはあまり浸透していない制度。というのが実態だそう。

この制度を活用するには、保育園側の協力的な態度がまず第一に必要で、また、知られていない制度のため、保育園によっては、

「監視されるんじゃないか」
「保育を邪魔されたくない」
「外部の人に指導されたくない」

など保育所等訪問について負のイメージを持たれる園もある。とのこと。

支援員さんとしては、“保育所等訪問支援”という制度の負のイメージから脱却することが課題とおっしゃっていました。

支援員さん達は、この制度は保育を邪魔するのではなく、それぞれの園の理念に添いながら、先生方と協力し合って、障害を持つこどもたちの身体発達を促すことを、保育園という場でもできたら‥という思いのもと日々、働いている。とのこと。

そして、支援員さん自身も、保育園を訪問することで、福祉ではなく、保育の経験や知識を学ぶことに繋がっていると、おっしゃってました。

わたしたち子供を育る親は息子の成長のためにより良い方法を常に考ています。
いろいろな公共のサポートをうまく利用すれば、助けになることはたくさんあります。

この制度に関しては、親のわたしたちが積極的に制度活用の意志・姿勢を見せることで、保育園側の制度への負のイメージを少なくすることにつながり、この制度の認知度に貢献できるのでは!?とわたしは考えています。

もし、皆さんの子育て環境の中で、この制度が使えるかも?使いたい!と思ったら、ぜひ、地域の保育所等訪問支援事業所を探してみてください。

私が利用している事業所は『RIS保育所等訪問支援』
言語聴覚士、理学療法士が在籍し、息子のより良い発達のためにサポートしてくれています。こちらの事業所さんのホームページにも、詳しく制度のことが書かれていますので、ぜひ参考になさってみてください。
https://rissapporo.com/

また、支援制度全体についての丁寧な解説は下記のウェブサイトを参考にしました。https://litalico-c.jp/magazines/314

最後まで読んでいただきありがとうございます。


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