【産科医療補償制度Vol.4】『ぎりぎりの申請』― 5歳の期限が迫る中で

笑顔のむすこ 産科医療補償制度のこと

導入:産科医療補償制度の申請期限との戦い

産科医療補償制度には「5歳の誕生日まで」という申請期限があります。もし、あなたのお子さんが4歳後半、あるいは5歳が間近で、この制度について知ったとしたら、どう感じますか?「もう遅いかもしれない」と諦めかけている方もいるのではないでしょうか。

私自身、息子の5歳の誕生日まで残り数ヶ月という時期に制度を知り、時間との戦いを経験しました。焦りと不安の中でも、病院の方々が一緒に急いでくれたおかげで、前向きに取り組むことができました。

**この記事では、期限が迫る中でどのように動いたか、そして同じ状況の方へのメッセージをお伝えします。**時間がないと感じている方にも、まだできることがあると知っていただければと思います。

時間がない、でも今しかない現実

5歳の誕生日まで、あと数ヶ月

産院の看護師さんとの電話で、制度について相談でき、少しホッとしていた。

でも、現実は厳しかった。息子の5歳の誕生日まで、あと数ヶ月だったから

産科医療補償制度は5歳までしか申請できない。

「お誕生日、もうすぐ5歳ですよね?」看護師さんも、やっぱり期限のことを気にしてくれていた。

「時間がないので、急いで進めましょう」

その言葉に、「やっぱりぎりぎりなんだ」と改めて実感した。

医療機関側からのサポートにほっとする

具体的なステップを教えてもらう

「今から半年もないですから、まずは主治医に”脳性麻痺に該当する状態かどうか”を確認してもらってください」

看護師さんは手順を冷静に教えてくれた。

「脳性麻痺と診断されたら、すぐに動けるように準備しておきますね」

**「準備しておく」**という言葉が心強かった。

母親一人で焦ってるんじゃなくて、病院の人も一緒に「間に合わせよう」と考えくれている事実がわかって嬉しかった

「ベストを尽くしましょう」という言葉

電話の最後に、看護師さんはこう言ってくれた。

「大変ですが、ベストを尽くしましょうね」

その言葉が、妙に心に響いた。

確かに大変。期限は迫ってるし、診断もまだついてないし、申請が通るかも分からない。

でも「ベストを尽くす」って、それでいいんだって思えた。

完璧じゃなくてもいい。結果が出なくてもいい。今できることを、精一杯やる。それが大事たのだと。

ぎりぎりだけど、まだ間に合う:やることを整理する

産科医療補償制度 申請プロセス

電話を切った後、手帳に次のステップを書き出した。

  1. 主治医に相談(来週予約取る)
  2. 診断書が必要なら準備
  3. 産院での申請手続き

やることが見えると、焦りが少し落ち着いた。

時間はない。でも、まだ諦める段階じゃない。

期限ぎりぎりでも諦めない理由

看護師さんの対応のおかげで、期限が迫っていても手続きに取り組むことに価値があると思えた。

医療のプロが「まだ間に合う」と言ってくれるなら、最後まで頑張ってみよう。

結果がどうであれ、やれることはやったと思いたい。

何より、息子のために動かないで後悔するより、動いて結果を受け入れる方が、ずっといい。

まとめ:同じように期限が迫ってる方へ

期限がぎりぎりでも、まだ誕生日が来てないなら、チャンスはあります。

もしこれを読んでくれてる方で、お子さんが4歳後半だったり、5歳が近い方がいたら、諦めずに私のように一度医療機関に相談してみると良いかもしれません。

  • 期限がぎりぎりでも、病院の人は一緒に取り組んでくれる
  • 「もう遅いかも」って思っても、可能性はある
  • 完璧じゃなくてもいい、ベストを尽くすことが大切
  • 時間がなくても、動かないで後悔するより、動いて納得する方がずっといい。

私はそう思います。

次回のVOL.5では、実際に主治医に相談した時の様子についてお話しします。診断への不安と期待が入り混じる中での体験をお伝えする予定です。

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